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小説[ひまわりのナツ]2章003話本編

--「ひまわりのナツ」--(二章第3話

これは、小説「ひまわりのナツ」の2章第3話です。
ページをスクロールするなり、
カテゴリー選択をするなりして、
「1章のまとめ」から、2章第1話、2話と順に読んで貰えると幸いです。


投稿日2012/01/31
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翔太にとっては行き慣れてきている薄明かりの豪華なラウンジで、
軽く水で喉を潤しながら翔太は夕食を待っていた。

するとのテーブル席の向かい側から、
指揮官らしい服装を着た兵士が翔太に近づくと、胸に手を当てて会釈しながら、

「同席して宜しいでしょうか?」と、翔太に声をかけた。

翔太は反射的に
「どうぞ」と、返事を返した。

その兵士は「お言葉に甘えて」というと、

翔太の向かい側の席に腰を下し、被っていた帽子を脱ぐと、テーブルの上に置いた。

すると、抜かりのない無いタイミングで、1人のウエイターが
「お預かりします」と、そそうのない動作で、帽子を
テーブルに一番近いハンガー賭けにかけ。
それと同時に、いつもながらの豪華な食事が運ばれきて、二人の前に並べられた。
(どうやら、二人分の食事のオーダーは事前に決められ用意されていたようだ)

その兵士は「呑み物は食事と同時でよかったでしょうか?」と確認すると、

翔太は「別にお酒を呑んでいるわけでもないので、、」と答えると、

兵士はグラスを片手で軽く持ち上げるながら、
「お会いするのはこれで二度目になるのだが、覚えているかな?」と、
翔太に問いかけた

翔太は最初にあった司令官かな?と曖昧な記憶で「ええ」と、口ごもった感じで、
安易に答えた。

これを聞くと兵士は「それでは再会を祝して」と、こぎみよくグラスを掲げた。

翔太もそれに合わせて、グラスで挨拶を返した。

すると、兵士は「自己紹介が遅くなったが、幕僚長しているカイグウだ。」と、
自己紹介をした。

翔太の知識ではハッキリはしないかったが、最高司令官と認識した。
(幕僚長は軍人のトップ。この上の階級は政治家がらみ)

翔太も自己紹介をした「僕は、翔太。」

カイグウ「翔太くんか、呼び捨てで良いかな?」

呼ばれなれた名前だけに素直に翔太は「良いですよ。カイグウさん」と返した。

笑みを浮かべながらカイグウは「その呼び名でいいぞ」と了承した。

カイグウは薄手の白い手袋をしていたが、それを脱ぐとテーブルの脇へと置くいた。
そして、2人は話しをしながらの食事を始めた。

カイグウ「ここでの暮らしはどうかな」

翔太「いろんな人と話しをしたり、部屋を見させてもらったのですが、
皆が豪華で、楽しく暮らして居るみたいですね」

カイグウ「ここは空中都市だが、資源にも恵まれ、作物も自給自足出来ている
素晴らしい都市だ。」

翔太は「でも、僕が初めて連れ込まれたのは牢獄ですよね!」と、
思い切って質問をぶつけてみる。

カイグウは一瞬、翔太に鋭い視線を見せ。
「済まない、戦争は続いているからな~それに犯罪者もいる。
そういう意味では完全な平和はありえないという事だ」

翔太「どんな戦争なんですか?」

カイグウ「そうだな~、そういう事は複雑な事が混ざり合って起こる事だからな、、
一番の理由といえば、民族争いだ。たぶん、翔太も感じた事だろうが、
ここだけでも、さまざまな肌の色の違いや、体系の違いさえもある。
それだけの違いがあれば、思想の違いとかもどうしても発生する。
完全には取り払えないとは思わないか。」

カイグウは翔太を強く見つめると、
「翔太も違う民族だろ、どうだ戦争をしてみるか?」

と、カイグウは翔太に対して威圧する視線を送った。

さすがの翔太も、カイグウに向かって怒りが込み上げ、視線に現れた。

それを察したカイグウは、
「済まない、こちら側からは危害は加えんよ。
だが、そちらが加えれば相手になってやる。」

カイグウにとっては翔太を試すカマカケだったのだ。

カイグウは一瞬、翔太を睨み返したが、話しがこじれないためにも話しを続けた。
「実は戦争の大きな理由は、もう一つある。
この都市はどうして浮いているか判るか?」と翔太に問いかけた。

翔太は、そんな突拍子も無い問いかけをされると、怒っているだけは居れずに
話しを聞きたくなった。
「反重力かな」

カイグウはどちらかといえば優しい口調で、
「反重力、、結果的にはそうかもしれないが、そればかりでは無い。
この都市の全て、いや、それ以上のエネルギーの源がここにあるのだ。
そのエネルギーは、作物の成長おも支えてる。それを守っているのが
我々という事なのだよ」

「それに対して、知的生命体が多すぎる。という、
どうしようもない現実だけは判ってほしい。」

翔太「確かにそれほど敷地があるわけでも無いし、
そのエネルギーは、無限というわけじゃないですよね」

カイグウは食器から手を外し、片手を軽く顎に当てる仕草をして、答えた。
「ほう、その辺にも興味があるようだね~
確かに燃料補給をしなくては成らない。とはいえ定期的に汲み上げている」

翔太「この際だからいろいろと知りたいのですが、その燃料とはなんですか?」

カイグウは、一見は冷静そうだが、テーブルの上に置いていた片手が、
一瞬、ピクッと硬直した。
「その辺は機密事項でね~きみとは秘密を作りたくないのだが、、
翔太は、異世界から来たと報告を貰っているのだが、
まず、君たちの世界はどんな方法を取っているのか知りたいな?」

翔太「そうですね~、いろいろな方法があるけど、燃料となると、石油かな」

カイグウ「その石油とはどんな物なのだ?」

翔太「太古の生物の死骸が降り積もって出来たドロドロの液体かな」

カイグウ「そうか、そうであれば、こちらのも似たようなモノかもしれないな。
それにこちらの燃料は、死骸にはせずに、いかしているのだからより
安全なモノだよ」

翔太「死骸ではないというのは、どういう意味ですか!」

カイグウはまずいと思ったのか、一瞬、眉毛が不自然に動かした。
「四足から抽出したものから製造している。
そうそう、君たちは食料にもしているのだろ。
こまかな事は、後々ゆっくり話す事にしよう」
カイグウは、翔太に対してこれ以上聞くなという、威圧の視線を送った。

翔太は他の疑問が浮かんだ
「ここに来て、一度も外を見た事が無い。それは何か理由でもあるのですか?」

カイグウは一瞬、下を見て目を閉じたが、
「そうだったな、この食事を済ませたら、外を見に行こう!」
「いや、こんな夜に外を見ても判らないだろうから、
明日の昼間に部下に声をかけさせるよ」

優しげな口調で、そう答えた。

二人は残した食事を済ませると、

カイグウはテーブルの脇に置いていた、白い手袋を取りそして、はめると、

軽く手を上げ、近くのウエイターに合図を送った。
すると、二人のウエイターが反応し、1人はカイグウへ帽子を返し、
もう1人は翔太の座席の斜め後ろへと付いた。

カイグウはその帽子を被らずに、脇に抱えてると、
それが合図かのように席を起った。

二人は、そのラウンジを出ると、それぞれの部屋へと向かった。

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作者:ksato

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